アミノバイタルクエン酸チャージの疲労回復効果

体を作るタンパク質の元となっているアミノ酸のうち、分岐鎖アミノ酸BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)は体内で作ることが出来ないので必須アミノ酸と呼ばれています。

運動により失われる水分とアミノ酸を補給すると同時に、クエン酸を摂取してエネルギーの元であるATP(アデノシン三リン酸)を生成するクエン酸回路(TCAサイクル)をまわし、疲労回復しようというのが、このアミノバイタルクエン酸チャージウォーターのコンセプトです。

500mL用1包に運動にアミノ酸(BCAA+グルタミン、アルギニン)1000 mgとクエン酸 3300 mgが含まれます。

肉体疲労に対するクエン酸の効果

クエン酸がTCAサイクルに使われるという事はよく知られていますが、実際にヒトの肉体疲労に対してどの様に効果があるかは、あまり明確な研究結果はありません。

それでもクエン酸を摂取すると、疲れが後に残らない様に感じるんですよね。

実際に、下記の論文ではボランティア18名によるランダム化クロスオーバー試験により、クエン酸 2,700mg/day又はカルニチン 1,000 mg/dayを経口摂取した場合の肉体疲労への作用を評価していますが、クエン酸の摂取により肉体疲労ストレスの有意な軽減(ストレスマーカー減少)と、疲労感(VAS診断)の有意な軽減が報告されています。

J. Clin. Biochem. Nutr., 41, 224–230, November 2007

クエン酸は薬ではないので、明確な効果を示すことはできませんが、あくまでもサプリメントとしてうまく利用してみてはどうでしょうか。